製糸技術の習得~絹~|センター便り|沖縄県工芸振興センター

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製糸技術の習得~絹~

織物研修の中で、製糸技術も学びます。
今後織りをやっていく上で必要な知識です。

今回は繭から「座繰り法」という方法で生糸を引く研修です。
まず、毛羽を取った繭を熱湯に入れ外側のセリシンを溶かしていきます。
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その際に、繭が浮いてきて浸りムラにならないように落とし蓋をして押さえます。
必要な時間が経過したら、常温の水を加え温度を下げます。このときに繭の内側までお湯が行き渡るようです。
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ワラを束ねた道具をクルクルと回すと、糸口が出てきました。
それをそのまま湯の入ったボールに移し替えておきます。
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ここから座繰り器を用いて糸を引いていきます。
今回は太さを均一にする事を目標に、繭を加えるタイミング等を学びました。
両手を使いながら数も数えるので、慣れるまではスムーズにはいきません。
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糸を巻き取り続けると、繭が薄くなり中の蛹が見えてきます。
その時に取り除いて新たな繭を加える作業が必要ですが・・・虫が苦手な方も、始めは恐くても自然と触れるようになっているので不思議です。
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繭を引き終えても、このあとに合糸や撚糸をしたりとまだまだ作業があるので完成ではありません。

糸を自らが作って布にすることは時間もかかるので容易なことではありませんが、糸作りにも着目し、こだわりのある布を制作できると素敵ですね。

糸の大事さのわかる研修になったことと思います。

2016年05月20日04:45 PM