漆工研修 ~沈金講習1日目~|センター便り|沖縄県工芸振興センター

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漆工研修 ~沈金講習1日目~

漆工研修が始まって、最初の加飾講習が先日行われました。

講師として、當眞 茂 先生をお招きしました。


講習1日目は、沖縄の沈金で使われるゼンマイ刀の作り方や彫り方を学び、練習手板に試し彫りをしていきました。

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沈金の歴史や道具について学んだらゼンマイ刀を作っていきます。

h28.10.14 051.jpg自分たちでゼンマイをカットし、ベンチグラインダーで研磨し刃をつけていきます。
刃の付け方の手本を見せてもらい、一人ずつ交代しながら作業をしていきました。

h28.10.14 086.jpg右利き、左利きの人がいるのでゼンマイのどの面に刃をつけるか確認し進めていきます。

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グラインダーでの研磨作業を終えたら、刃物になったゼンマイ刀を挟む持ち手を竹で作ります。それを巻いていく紐なども準備しておきます。
 グラインダーで研いだものよりもさらに鋭くするため番数の細かい砥石で研いで仕上げていきます。

h28.10.14 112.jpg砥石での仕上げを終えたら、焼き戻しの作業をして冷ましていきます。
冷ましたゼンマイ刀に油を塗りさび止めをしたら、準備しておいた竹にはさみ巻いていきます。

h28.10.14 186.jpg竹に巻いたゼンマイ刀は先を少し曲げて完成です。
自分で作ったゼンマイ刀で彫っていくのが楽しみです。

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完成したゼンマイ刀で練習手板に、直線や曲線などの線を彫る練習していきます。
ゼンマイ刀の角度や入れ方で彫りの深さや線の強弱が変わってくるので彫っていて面白いです。
真っ直ぐな線を彫ったつもりでも、最初はゆがんだりして結構コツがいります。曲線を彫るときは、器物を回すなど試行錯誤しながら練習をしていきます。


1日目は道具を作り、彫る練習までしました。
次回の講習2日目は、自分たちで考えた図案を手板に写し彫っていきます。



2016年10月18日09:43 AM