漆工研修 ~沈金講習2日目~|センター便り|沖縄県工芸振興センター

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漆工研修 ~沈金講習2日目~


沈金講習2日目は、研修生自身で考えてきた図案を手板に写し、彫って金粉を蒔いて仕上げました

それぞれが考えてきた図案は、動物や植物など様々です。金を蒔いて完成したものを見るのが楽しみです。

h28.10.14 237.jpg書いた図案の裏に、白い顔料を水で溶いたものでなぞります。それを器物の方に転写させます。
転写は、顔料がなければカーボン紙でも代用できます。

図案の配置などが決まったらズレないようにテープで固定し、ヘラや固めの刷毛で上から押さえつけ転写します。
写した線を消してしまってもまた上から押さえつけると転写ができるので、ある程度彫るまではテープでつけたままにしてたほうがいいですね。h28.10.14 228.jpg転写を終えたら、彫り始めます。研修生は、まだ彫りに慣れていないので、最初に手板で練習して、それから彫りにはいりました。

h28.10.14 245.jpg沈金の彫りは線からずれると修正がきかないので、慎重に彫ります。
集中力がいりますね。

h28.10.14 249.jpg
外周を彫ったら内側を、点彫りや細かいせんで陰影をつけていきます。

h28.10.14 268.jpg線を彫り終えたら、彫った線に漆をすり込みます。
漆をすり込んだあと、まわりについた余分な漆を拭き取り金を蒔いていきます。
金を蒔いたときに、思い通りに図案が浮き出てくるか楽しみです。

h28.10.14 271.jpg真綿に金粉をつけ軽く回しながらすり込んでいくと彫った溝に金粉がはいり図案が浮き出てきます。
金粉を蒔いたら周りを綺麗に拭き取り完成です。

h28.10.14 284.jpg沈金講習で習い仕上げた作品。

金粉が入り豪華で綺麗に仕上がってますね。


講師としてご指導いただいた當眞 茂先生ありがとうございました。


次回は、堆錦や螺鈿の講習を予定しています。いろいろな加飾の技法を学ぶことができるので楽しみです。



2016年10月18日11:36 AM