漆工研修 ~螺鈿講習~|センター便り|沖縄県工芸振興センター

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漆工研修 ~螺鈿講習~

漆工研修で先月行われた螺鈿講習をご紹介したいと思います。

今回、螺鈿講習の講師をしていただいたのは大見謝 恒雄先生です。

螺鈿は漆の塗り面に夜行貝やアワビ貝を貼りその上に漆を何度も塗り重ね研ぎ出していく技法です。
螺鈿は光の当たり具合などによっても輝きを変えるので何度見てもあきのこない魅力を感じます。


講習8.jpg 講習を始めるまえに大見謝先生に螺鈿の貝の話や道具等についての話を聞きました。


01B4ACC9-2BC4-4A3A-A4E8-95533B4692A301.jpg                  講習が始まる前に作ってもらっていた図案。その図案通りに貝を切っていく。
貝を切るのに針やノミ、ポンチなどいろんな道具を使ってきりだしていきます。釘の頭や堅い木などを削って好きな形なども作ったりします



講習5.jpg                皮などに穴を開ける丸ポンチなど使えそうな道具はいろいろ試してみると面白いです。


講習32.jpg        丸ポンチを使って貝を抜いていく作業。打ち抜きの作業も貝がとても薄いので貝を割らないように抜いていく。


01B4ACC9-2BC4-4A3A-A4E8-95533B4692A306.jpg              釘の頭を加工した物で打ち抜きの作業。貝に対して平行に抜かないと割れたりもする。


講習40.jpg   貝に図案を写して針で切り出していく。この貝を切る作業も力のいれ具合で割ったりもしてしまいます。集中力がいりますね。


講習27.jpg                           切り出した貝のパーツを確認していく。


講習31.jpg                   切り出した貝は図案を写した置目紙にのりで貼り付けていく。



講習4.jpg                     置目紙に貝を貼り付けたら貝に漆を塗り器物に貼っていく。



講習22.jpg                    大見謝先生の手本を最初に見て一人ずつ器物に貼っていく。



講習13.jpg                         貝に漆を薄すぎず厚すぎず塗っていく。


講習57.jpg    漆を塗った貝を湿度を少し上げた箱などの中にいれ少し硬化をさせる。漆を塗って早く貼りすぎると硬化が遅く剥がれてしまう場合もあるし遅すぎると器物にくっつかない場合もあるので、この貼るタイミングが緊張します。


講習63.jpg          器物に漆で貼ったあとは貝が浮かないように重しなどを乗せて数日漆風呂にいれ乾かす。


講習59.jpg後日、置目紙を水で湿らせて紙をとる。この時に貝が張り付いていないと紙と一緒に貝も剥がれてしまう。この後は何度か漆を塗り重ね研ぎ出していく作業ですね。完成が楽しみです。


螺鈿講習ではここまで大見謝先生に教えて頂きました。
あとはいろいろと試行錯誤をしてどんどん自分の技術を上げていけたらいいですね。

次回は堆錦の講習をご紹介したいとおもいます。






2017年01月16日11:31 AM