沖縄県工芸振興センター

OkinawaWind

琉球びんがた

▐ 沿革


 紅型の起源は、琉球王朝が盛んに海外交易を行っていた15世紀の頃といわれています。東南アジア諸国や中国などと往き来する中で生まれ、沖縄の高温多湿の気候・風土に育まれ、琉球王朝の繁栄とともに独自に開花したものです。現在と同じ工程は、文献から18世紀に確立していたことが明らかになっていて、琉球政府の保護の下に次第に技術も高められ、発達しました。
 古典紅型の文様は沖縄の風物にはない動植物も多く、中国や本土の友禅に類似するモチーフがみられることから、その影響が偲ばれます。 王族や高官・婦人などの高貴な身分の人々の衣装、王からの下賜品、冊封使を招宴する宮廷舞踊衣装など、庶民とはかけ離れたものとして華麗な美を誇り展開しました。
 廃藩置県とともに衰退しましたが、戦後に復興をみています。

▐ 技術・技法

 技法によって型付け(型紙を用いる技法)と筒引き(糊袋の筒先より糊を押し出し、フリーハンドで模様を描く技法)に分かれる。色によって紅型(色染模様)と藍型(藍染模様)に分かれる。

▐ 製品の特徴

 繊維素材として綿布、絹布、麻布(芭蕉布)等を用いており、王朝文化の清華とも讃えられる染織品であって、友禅、江戸小紋と並ぶ日本の代表的な伝統染織品である。

▐ 産地の現状

主な製造地那覇市、宜野湾市、浦添市、糸満市、豊見城市、南城市
主な製品名着尺、帯、手巾、テーブルセンター、風呂敷、その他
生産者組合琉球びんがた事業協同組合
所 在 地〒900-0016 那覇市前島1-11-12
TEL:098-862-5594